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豊年福祉会の災害対策・防災について

近い将来必ず起こるとされている東南海トラフ大地震、日本全国でどこが襲われるかわからない豪雨災害、勢力の強い台風、火災- 過去に目を向けても、全国各地での災害が相次いでいます。豊年福祉会では、この数年災害対策・防災にむけての取り組みを行っています。

◎防災マニュアル

豊年福祉会は「防災マニュアル」を作成しています。
平成25年度に法人内にあるサービス向上委員会でその必要性が話合われたことがきっかけとなりました。
「災害対策プロジェクトチーム」が2年間2カ月に一度会議を開き、平成2710月に「防災マニュアル」が完成しました。

★マニュアルの内容(一部抜粋)
・災害時における緊急の組織体制としての災害対策室を設置
・入居者利用者の安否確認の体制
・災害用伝言ダイヤルの利用方法
・震災や風水害の応急対策
・日ごろの備えとして、施設内の安全化
・非常用備品の品名と数量、保管場所
・防災教育や訓練の実施
               etc
 


「カマド」と「羽釜」その①-炊飯

豊年福祉会は被災した時のためにカマド&羽釜を用意しています。 災害時の温かな食べ物は心身を元気にする-その思いからライフラインが途絶え時にでも食事提供ができるようにカマドを購入しました。 カマドがあれば「炊く、蒸す、焼く」という調理ができ、米を炊くためにカマドと相性の良い羽釜も用意しました。 燃料の確保は施設の庭木の手入れの時に出る枝や竹の廃材を残しておくことでいつでも燃料と して使えます。 今後はカマド台を作り、常時使用可能な状態にしておく予定です。


◎防災訓練 - 発電機のメンテナンス

東日本大震災のあと、豊年福祉会では4台の発電機を設置しました。 年に数回エンジンをかけて、メンテナンスを自分たちで行っています。 フル回転して8時間はもちます。 本日も、エンジンを掛けること10分間。小さくとも心強い助っ人です。


◎防災訓練-ロウソクやヘッドランプのチェック

特別養護老人ホームの各フロアには常時125個のロウソクと、着火できる道具を設置しています。 ヘッドライトも数台準備しています。本日も点灯するか、点検をしました。


◎防災訓練 -大阪880万人訓練―

平成28年より毎年大阪府では9月5日に南海トラフ巨大地震を想定した『大阪880万人訓練』 が行われています。豊年福祉会でも災害対策プロジェクトチーム主催で、法人全体で災害時の訓練 を行っています。 近い将来必ず来ると言われている大地震の他に、豪雨もどこを襲うかわかりません。 不測の事態に備えて、日ごろから訓練の習慣を身につけておきたいと考えます。
 
◆災害対策本部の動き

◎防災訓練 ― ヘルパーステーションの場合

ホームヘルパーは市内各地のお宅に訪問しています。 この特性を活かし、ホームヘルパーは訪問先から市内の現状をヘルパーステーションに報告します。 この対応によって「災害時の町の様子を事務局で知り、法人内で共有できる」ということに気づきました。
また、あるホームヘルパーの自宅は市内の高層階にあります。ステーションではそこから見える町の状態の情報を受けて現状を把握しています。

訪問時に地震が起きた時には、ご利用者様の安全を確保し、ヘルパーも同様にします。揺れが収まった段階でご自宅周辺の状況を確認し、ヘルパーステーションに報告します。