トップページにもどる > 台湾・輔仁大学大学院院生と教員によるご視察について

台湾の輔仁大学院のみなさんとの国際交流

平成26年5月23日、台湾の輔仁大学院のみなさんが日本に勉強に来られ、私どもの施設にご来訪いただく事となりました。 
 
他の見学先施設様は要介護高齢者の施設であるのに対し、当施設は自立度の高い「軽費老人ホーム」があり、
法人内のご見学も然ることながら、せっかく他国から日本へご見学をされるのだから軽費老人ホームの入居者さんでおもてなしをしよう!ということになりました。
 
台湾の方は非常に陽気で踊りや民謡のおもてなしの時に一緒に踊り出され、盛り上がりました。
最後に御礼にと、台湾の愛唱歌を舞台で歌ってくださって、本当に感動しました。
 
台湾・輔仁大学大学院のウェブサイトはこちら
http://www.fju.edu.tw/
 
 

台湾は現在高齢化率13~14%で高齢社会を迎えており、平成26年「介護サービス法」が生まれ、3年後には介護保険制度が始まります。同国は現在高齢者福祉やケアの在り方を模索している時で、この度の視察は日本の高齢者介護・福祉を多方面から学びたいということでした。

施設案内に加えて、海外からのお客様なので特別のおもてなしを企画し、軽費老人ホームに入居されている方々による季節の和菓子とお抹茶の提供、書道部による歓迎のポスター、大正琴、詩吟、民謡、踊りなどを披露、とても喜んでいただきました。最後には、ご一行が「御礼に」と台湾の国民的愛唱歌である「高山青―カオシャンチン」を歌ってくださいました。
 
後日、当法人の理事で論語普及会の学監である 伊與田覺氏に以下の教えを受けました。
【孔子の弟子の曽子が、「輔仁」という言葉を広められた。『文を以て友を会し、友を以て仁を輔(たす)く』
学問を通じて友が集まり、友の働きによって、思いやりの心を高め合う―という意味で、福祉の精神はまさしく「輔仁」である。】
 
今後、「東アジアが共同体として、東アジアの発展(平和、福祉)を考えなければならない」と言われています。台湾との良好な関係を築き、お互いの国の福祉を発展させることができれば、と願います。